過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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696:ゴミ箱[saga sage]
2012/05/02(水) 23:18:29.23 ID:h4i+rz2A0

――とある学生寮――


上条「あー忘れてた」


玄関から少し進んだところで、上条は突っ立ったままそう言った。
彼の目の前には、目も当てられないような程に物が散乱していた。


上条(貴重品とかはあっちに持っていってらから無事だったけど、どうすっかなこれ)


改めてみると、今の彼の部屋はとても生活できるような状況ではなかった。

ベットの上には割れた窓ガラスが散乱しており、タンスは倒れている。
押し入れからは物と言う物が凍りついた滝の様な状況で飛び出している。
家電製品は冷蔵庫とかろうじて炊飯器が生きている程度か。
エアコン……は元々壊れていたから問題はない。


ローラ「どうしたの? とう……」


後から来たローラも、この様子を見て言葉を濁す。
さっきまでの幻想ムードは、一瞬にして残酷な現実によって上書きされてしまった。


上条「仕方ない。 今日は子萌先生にお世話になるか」


そう思い、携帯で子萌の家へと電話を掛けようとする上条。
だが、そこで一つだけ気になる事が。


上条(そういえば、今子萌先生の家に居候してた人いなかったっけ?)


いつ知ったかは覚えていないが、確か結標とか言う人が居た筈だ。
自分の記憶が正しければ、
かなりの美人で巨乳、おまけに変なファッションセンスだったと、若干下心混じりに思い出す。

もしその人が今も居候をしているとすれば、男上条一人だけそこで寝るわけにはいかない。


上条「どうしよう……」

ローラ「当麻、とりあえず少し片付けましょう?」


そういうローラの姿は、既に部屋の中にあった。


上条「そうだな……」


今この時間帯から片付けるとなると、恐らく夜が明けかねない。
だから片付けは明日に回してもいいが、そうするとそれはそれで色々と困る事になる。


上条「よし、とりあえずベットの上から片付けるか」

ローラ「分かったわ」


とにかく、ベットだけでも使用可能にして、寝る場所だけでも確保しようという結論に至った。
上条は、また浴槽に布団を敷いて寝ればいいと考えていた。



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