20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 14:42:22.92 ID:fpPoY24IO
┌─────┐
│い ち お つ.│
└∩───∩┘
ヽ(`・ω・´)ノ
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/07(火) 23:39:44.07 ID:ZEnZWqzQ0
応援有り難うございます。なるほど、改行がミソですか。
信じられなかった。何かの間違いであって欲しかった。折角、希望が見えてきたのに、こんな仕打ちを
神様はするのだろうか。しかし、事実は淡々と語られる。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:41:12.85 ID:ZEnZWqzQ0
sage忘れ失礼
シャルは声が出なかった。淡々と続ける次官の声に耳を傾けるのが精一杯であった。
学園に行くことも絶たれ、唯一の身内が逮捕され、この瞬間、シャルは一人になって
しまった。そして追い打ちがかかる。
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:42:39.35 ID:ZEnZWqzQ0
「貴女には一刻も早くデュノア社に戻っていただかないといけません。これはフランス政府の決定です。
デュノア社は一時的に国営となり、IS開発を続けますが、父君の息が掛かった研究者は軒並み粉飾決済に
関わっていたため逮捕され、基幹を支える人間が貴女だけとなってしまいました。よって、可及的速やかに
研究室に入った頂きます。」
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:43:43.71 ID:ZEnZWqzQ0
すぐに帰れ。詰まりはそう告げられた。いつ?と問うまでもなく渡された航空券は、
明日の17時と印刷されていた。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:44:43.80 ID:ZEnZWqzQ0
「デュノア。手続きは、フランスに帰ってから書類をこちらに送ってもらうことになる。
別れをいう暇もないが、できる限りの配慮はするつもりだ。」
暫くの静寂が教官室を支配する。ややあってシャルは口を開いた。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:46:02.14 ID:ZEnZWqzQ0
「判りました。取り敢えず、いつもの5人には、私から伝えます。クラスのみんなには、
先生の方から宜しく伝えてください。」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:48:20.38 ID:ZEnZWqzQ0
茫然自失のまま教官室を出ると、気付く頃には自分の部屋に帰っていた。道中どうしたか
覚えていない。自分の過ちを叱責する人間が泡となって消え、道連れとばかりに一夏と
身内を奪い去っていった。これから自分はどう生きていけばいいのか。一夏が示してくれた道も
音を立てて崩れ去り、胸の書類も只の紙きれとなり果てた。残された道はフランスに帰ること。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:50:35.78 ID:ZEnZWqzQ0
徐々に頭が冷えていったシャルは、おもむろに立ち上がると
当面の荷物をまとめる為、スーツケースをクロゼットから
引っぱり出した。もう、抵抗すらできない状況に、シャルは
あきらめるという選択肢を選ばざるを得なかった。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:52:44.29 ID:ZEnZWqzQ0
「一夏…。」
力無くつぶやくシャル。それを見て、今まで黙っていたラウラは
シャルの様子に耐えきれず話しかけてきた。シャルは、そうだね、
と意を固めると掻い摘んで教官室の出来事を話しはじめた。なんだかんだで
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/07(火) 23:59:19.32 ID:ZEnZWqzQ0
>29ぐらいの改行が一番しっくりくる感じになったような気がしますので、
これ基準にしたいと思います。段落1レス。如何でしょう。
ちなみに、アニメーションオンリーでも、シャルの下りを知っていれば一応判るように
書いたつもりです。余計なキャラ出しませんし。
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