3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/06(月) 22:16:50.10 ID:7mExSTOs0
 彼もoffならどこか一緒に…。と行きたかったが、生憎予定が詰まっていることを 
 シャルは知っていた。相変わらずの唐変木な一夏であったが、何というか、 
 気づき始めたのか、最近の彼は、いつもの5人から距離を置き始めた様な感じがする。 
 というのも、一夏とoffが重なる日が5人共に無いのだ。ISの調整などは、 
 専用機持ちの場合、特に本人の都合が優先されるので、意識しない限り一日ぐらいは 
 5人の誰かと合ってもいいはずなのに、それがない。自分を除く4人に対しては喜ばしくもあり、 
 自分はというと、あえない苦しみに耐えなければならず、また、相談したい事もあって、 
 もどかしくもあった。なにを着ようか…。少し考えたシャルは、特に出かけることもない今日という日を、 
 私服ではなく制服で過ごすことにした。この服を着ていれば、学園内を闊歩でき、 
 かつ色々なところに顔を出せることができる。もしかしたら一夏と逢えるかもしれない。 
 そんな望みを胸に秘め、制服のYシャツに袖を通す前に、女のたしなみに手を伸ばす。 
  
 「あれ、無い…。」 
  
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