90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:05:53.19 ID:+/qM9e7v0
ラウラの車選び
ラウラ・ボーデビッヒは考えた。自分にふさわしい車は何であろうかと。
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2012/02/16(木) 23:07:35.56 ID:+/qM9e7v0
仕舞いには、自分がのる予定の教習車を洗車し始める始末。教習始めのころは
自分の運転に酔うどころか、自分の運転で酔うという必殺技を発動し、1時間も
乗れなかったが、試験場に行く頃には、仮免許練習中の表示を常に鞄に潜ませる
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2012/02/16(木) 23:10:11.52 ID:+/qM9e7v0
「聞いて良いか?今、貴様が乗っている車に決めた理由を教えてくれ。」
車に乗って通学してくる学生に対し、そんなことを聞いてくるラウラは、
93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:11:51.62 ID:+/qM9e7v0
「たのもう」
油臭いアスファルトと、簡単な屋根に覆われた自動車部のエリアに突然、
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:12:31.87 ID:+/qM9e7v0
ややあってエンジンをおろし終えた部員達は、銀髪の美女に見取れつつ、
その主から発される声にまたもや驚くハメになる。何故か。それは、見目麗しい
彼女の外見からは想像だに出来ない内容だったからであった。
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:13:53.13 ID:+/qM9e7v0
いっそのこと、自動車部に入部してみればと部員達はラウラに勧めたが、
彼女はレースなどに出るつもりはなく、部活に出る時間が有るなら、その分
走っていると返答。交通安全とダートトライアルに己の青春をそそぎ込む彼らに、
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:17:07.45 ID:+/qM9e7v0
「で、どんな感じの車がいいの?」
元々、人が良いのが揃っている自動車部。腹が決まれば、親身になって
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:17:56.97 ID:+/qM9e7v0
1____
○ ○
↑本当にこんな車だ。ロードスターと変わらぬオープンの車なんだが、
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:18:52.85 ID:+/qM9e7v0
程なくして、日が落ちてしまったこともあり、部活動も解散せねばならず、
ラウラの車相談は一旦お開きになった。帰り際、自動車部部長がラウラに
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:19:49.46 ID:+/qM9e7v0
とある事情で故国フランスに帰ったシャルロットに事情を話すと、
シャルロットは相変わらずの優しさでラウラの疑問に答えた。
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:21:06.34 ID:+/qM9e7v0
仕事場と家の往復では?とラウラが尋ねるとシャルロットは、少し
動揺したのか、なぜか声が上擦りながら答えた。
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