過去ログ - ハルヒ「カリオストロ公国四泊五日の旅?」古泉「そうです」
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2012/02/09(木) 23:38:04.42 ID:pdEI/T530
夜明けまではまだ間があるはずなのに、淡く柔らかい光が空間を満たしていた。
ちょうど日没直後の光に似ている。いわゆるマジック・アワーである。
空は青空に夕焼けが混じったような紫色に染まっていた。
ここは我々の住む現実世界の異次元同位体ともいうべき空間だ。
この空間の特徴は範囲がカリオストロ公国に限定されている事。
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2012/02/09(木) 23:43:03.14 ID:pdEI/T530
再び時計塔の長門と森。
森「でも伯爵の超能力はクラリスが授けた物のはずよ」
森「能力を授けられた人間は授けた人間を崇拝するはずだわ」
森「伯爵がクラリスを崇拝してるとはどう見ても思えないけど」
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2012/02/09(木) 23:49:15.67 ID:pdEI/T530
伯爵は戸惑った。目の前の時計塔から赤い球体が飛んできたのだ。
自分と同じ能力の持ち主が他にもいるとは思わなかった。
敵か味方かは分からないが、さほど不安は感じない。
少なくともこの国の人間なら自分には逆らえないはずだから。
しかし中の人間が判別できる距離まで近付いたとき―
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2012/02/09(木) 23:53:54.44 ID:pdEI/T530
長門の話を聞いて森は憤慨した。
森「生きてたって? ひどいじゃない! 黙ってるなんて」
長門「古泉一樹に固く口止めされた」
森「あのヤロー 後でとっちめてやるわ!」
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2012/02/09(木) 23:58:35.82 ID:pdEI/T530
いつか橘はハルヒの空間で赤球を発生させる事が出来た。
同様の現象がクラリスの空間でも起きた。
古泉はこの空間でも高エネルギー・フィールドを発生させる事が出来たのだ。
そして今―
二つの赤い球体が湖の上空で対峙した。
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2012/02/10(金) 00:04:45.64 ID:zkv9j/1f0
キョンは思わず目をそむけた。
キョン「古泉…くそっ」
そのとき、足元のカールが一声吼えた。
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2012/02/10(金) 00:09:38.83 ID:zkv9j/1f0
再び鬼ごっこが再開された。
パワーが拮抗すればテクニックに勝る古泉が有利だ。
古泉はトリッキーに動き回って伯爵を翻弄する。
何度か接触はしているが、まだフィールドは打ち破れない。
接触の瞬間にパワーを送り込めば殻は破れる。
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2012/02/10(金) 00:14:22.99 ID:zkv9j/1f0
森は驚いて上を見上げた。
轟音とともに時計塔の壁に穴があき、瓦礫が崩れてきた。
三人の頭上に降り注ぐ直前、長門の力によって瓦礫がはじけて消えた。
森「ど どうしたの一体!」
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2012/02/10(金) 00:23:20.26 ID:zkv9j/1f0
キョンの携帯が鳴った。
この空間に電波を飛ばすような知り合いといえば一人しかいない。
携帯を開いて見ると案の定だった。
YUKI.N>みえてる?_
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2012/02/10(金) 00:27:44.54 ID:zkv9j/1f0
森は文字盤の中央にある梯子状の出っ張りを上っていた。
森「尋常じゃない高さね 本当にあなた達ここに上ったの?」
長門「上った」
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2012/02/10(金) 00:50:59.57 ID:zkv9j/1f0
伯爵に気付かれずに長門の作戦をどうやって古泉に伝えるか?
答えは単純明快、キョンは長門の文面をそのまま大声で怒鳴った。
日本語で。
日本語でなら何を言っても伯爵に理解される心配はない。
ちなみに今まで彼らは英語でカリオストロ人とやり取りしていた。
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