過去ログ - ハルヒ「カリオストロ公国四泊五日の旅?」古泉「そうです」
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129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 00:14:22.99 ID:zkv9j/1f0
 森は驚いて上を見上げた。
 轟音とともに時計塔の壁に穴があき、瓦礫が崩れてきた。
 三人の頭上に降り注ぐ直前、長門の力によって瓦礫がはじけて消えた。

森「ど どうしたの一体!」
以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 00:23:20.26 ID:zkv9j/1f0
 キョンの携帯が鳴った。
 この空間に電波を飛ばすような知り合いといえば一人しかいない。
 携帯を開いて見ると案の定だった。

 YUKI.N>みえてる?_
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 00:27:44.54 ID:zkv9j/1f0
 森は文字盤の中央にある梯子状の出っ張りを上っていた。

森「尋常じゃない高さね 本当にあなた達ここに上ったの?」
長門「上った」

以下略



132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 00:50:59.57 ID:zkv9j/1f0
 伯爵に気付かれずに長門の作戦をどうやって古泉に伝えるか?
 答えは単純明快、キョンは長門の文面をそのまま大声で怒鳴った。
 日本語で。
 日本語でなら何を言っても伯爵に理解される心配はない。
 ちなみに今まで彼らは英語でカリオストロ人とやり取りしていた。
以下略



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 00:53:55.00 ID:zkv9j/1f0
 タイミングを計っていた長門が声を出した。

長門「入れて」

 合図に合わせて、森は二つの指輪を羊の目に入れた。
以下略



134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 00:57:09.02 ID:zkv9j/1f0
 こちらの空間でも時計の針が動いていた。長門の予想通りである。
 古泉とカールは伯爵を文字盤の羊に押しつけた。
 同時にすべてのパワーを伯爵に送り込む。
 自分達のフィールドを維持する力まで使ってようやく伯爵の殻を破った。
 二つのフィールドが砕け散った。
以下略



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 01:01:18.22 ID:zkv9j/1f0
 長門は落下の途中で態勢を変え、森をお姫さま抱っこした。
 そして足をがに股に開くと、その姿勢で塔の下の水道橋に着地した。
 石畳が砕け散り、足が50センチほどめり込んだが、二人とも無事だった。
 赤い雨が降ってきた。肉片の混じった大量の血しぶきが空から落ちてきたのだ。

以下略



136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 01:05:40.05 ID:zkv9j/1f0
 古泉とカールが落ちてきた。湖面に大きな水柱が上がる。

キョン「古泉! カール!」

 キョンは橋から湖に飛び込んだ。
以下略



137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 01:10:00.95 ID:zkv9j/1f0
 凄まじい轟音を立てて時計塔が崩れていった。
 それに連動して湖をせき止めていた水門が開き、大量の湖水を吐き出した。
 湖のあちこちに巨大な渦が発生し、渦は波を呼んで湖岸を襲った。
 長門はカリオストロ城のシールドを解除した。
 波が城を浸水させ、地下牢にも地下工房にも湖水が進入した。
以下略



138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 01:17:06.52 ID:zkv9j/1f0
 夜が明けた。
 クラリスが目覚めると、傍らに古泉が立っていた。

クラリス「古泉さま… やはり生きていらしたのね」
古泉「やあ 立てますか? 見て下さい」
以下略



139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/10(金) 01:21:00.88 ID:zkv9j/1f0
 行政が混乱しているうちに、急いでこの国からズラかる必要があった。
 城内組はユーロポールに拘束されているが、待ってる暇はない。
 ここは田舎道を見下ろす小高い丘の上。
 クラリスと老人がSOS団に別れの挨拶をしていた。
 古泉はみんなと少し離れた場所でカールの頭をなでている。
以下略



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