過去ログ - ハルヒ「カリオストロ公国四泊五日の旅?」古泉「そうです」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/02/06(月) 23:56:25.14 ID:+wjtvPzp0
 夜が明けた。
 しのつく雨の中、わらを積んだ荷馬車がゆっくり進んでいた。
 荷台には二人の旅行者が便乗している。
 メイド服の女性と執事の格好をした初老の男性…森さんと新川さんである。
 荷馬車を降りた二人は廃墟となっている大公の館に入っていった。
 館の奥では窓際に陣取った古泉がカリオストロ城を監視していた。
古泉「やあ 早かったですね 」
森「涼宮さんたちは安全な場所にかくまったわ」
新川「ここは交代しますから あなたも移動してください」
古泉「今回は申し訳ありません 僕の尻拭いにつき合わせてしまって」
新川「とんでもない! 嫌々やってるとは思われては心外ですな」
古泉「でも今回の合宿を企画したのは新川さんです」
古泉「あんなに張り切って準備してたのに、こう早々と予定変更になるとは」
新川「その点は少々残念でもありますが これも涼宮さんのためです」
新川「私のつまらないプランを面白くしてくれて、むしろ感謝したいくらいです」
古泉「そう言ってくれると助かります」
 新川は古泉と場所を交代して窓際の望遠鏡をのぞく。
新川「これは… まずい事になりましたよ 覗いてみてください」
森「ああっ 橘京子」
 望遠鏡にはトラックに乗って城内に入る敵対組織の幹部にして古泉のライバル―
 橘京子の姿が写っていた。
 トラックには橘警備保障とペイントされている。組織のダミー会社である。
 中庭に入ったトラックから橘と部下達がゾロゾロと下りてきた。
古泉「おかしいですね まるで僕が潜入するのを予測したみたいに…」
森「ともあれ、これで役者が揃ったってわけね」



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