302:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/13(月) 20:19:06.06 ID:3SORN3Q00
「あぁ、マルディの親戚の人? 誰でしたっけ……」
「バカ、俺がマルディだ」
「あら? そうだったかしら……」
「アホ言ってんじゃねーよ。ほら、リンゴ買ってきた。洗ってやるから食え」
やんわりと彼女の異様な言動をやり過ごし、ゼマルディはモーターの回転する音を立てながら右腕を伸ばし、紙袋から大きく赤々としたリンゴを掴み出した。それをニコニコしながらベッドの上から見つめ、カランは胸の前で指を組んだ。
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