過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
1- 20
392:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/16(木) 20:08:39.28 ID:Z6fjuYRs0
12 音速の人

 彼女はいつもと同じように、そこにいた。
うずくまって震える彼を痩せた腕で、しかし彼のものよりもはるかにしっかりとした温かさで背中から抱いて、さすっていた。
名前も、顔も思い出せなくなっていた。
覚えているのは事実だけ。
それも多分、明日には忘れてしまう。
この子はもう、駄目だ。
もう、どう足掻いても駄目だ。
とても別のドームに逃げるなんて出来るはずがない。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
979Res/589.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice