395:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/16(木) 20:10:27.75 ID:Z6fjuYRs0
何が良くて何が悪いか何て、考える必要はなかったんだ。
だって、俺が何もしなければ。
少なくとも俺が何もしなければ。
この子は外の世界も知ることもなく、外の暖かさを知ることもなく、男も、常識も、優しささえも知ることもなくただ生きて、殺されて魂に還っていた筈なのだ。
その循環の輪を壊してまで、自分は何をしたかったのだろうか。
与えてあげられたのは、治らない傷と、欠落した心と、壊れた記憶だけだ。
――結局は。
結局は――。
俺は、この子をさらに壊しただけなんじゃないのか?
もっと残酷に、生きろ、生きろと囁き続けているだけなんじゃないのか?
なら。ならば今いっそ。
ひとおもいに。
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