430:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/17(金) 17:25:25.37 ID:JYEl3aKe0
石を、小川の水が叩く澄んだ音がしていた。
カランの背中から伸びた長い骨羽が、水晶のような音を発していた。
「そうだね……」
「楽しいこと、見つかるってさ」
「……」
「お前、地下では苦しいことばっかりだっただろ。でもなァ、世の中ってのは広いんだ。俺も、お前も知らん場所が一杯あるし、知らん人だってごまんといる。お前、今は何したらいいか分からんかもしれないけど、絶対いずれ、一生かけてやりたいこと見つかるからさぁ」
「……」
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