433:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/17(金) 17:27:02.60 ID:JYEl3aKe0
ゼマルディの肩が、震えていた。
カランは黙り込んでしまった大男の背中をポン、ポンと母親のようにさすってやりながら、彼の胸に顔を擦りつけた。
「嬉しいよ……」
「……」
「私嬉しいよ」
「……」
「でも、どうして嬉しいかっていうとね」
そこで、少女は囁くように言った。
「あなたがここにいてくれることが、嬉しいんだよ」
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