472:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 18:57:22.58 ID:rIc6JsyG0
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警備員に周囲を固められた、自身の部屋に駆け込み、愛寡は息を切らしながら扉に鍵をかけた。
その影がざわめいて、爪を片手で抱えた功刀が競りあがってくる。
彼はソファーに、両手両足をワイヤーで縛りつけた爪を放り投げてから、息をついて壁にもたれかかった。
爪はまだ昏倒しているようだった。
愛寡は青くなって、功刀に掴みかからんばかりの勢いで口を開いた。
「爪、あんなことしないわ! あなた、何したの?」
「いきなりトんだご挨拶デスな。コッチは殺されカケタってのニ」
「ふざけないで……何しに、来たの!」
ヒステリックに愛寡が大声を上げる。
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