586:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:59:24.38 ID:WO2eriwB0
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その瞬間、愛寡と爪は同時に上空を見上げた。
愛寡の顔は顔面蒼白になっていた。
「な……何……?」
「師匠、こっち」
よろめいた師を支え、爪が慌ててソファーに誘導する。
そして彼は、左手をポケットに突っ込み、そして言いにくそうに、
右手で頬を掻きながら言った。
「師匠、俺、オドス、感じる出来る。俺、龍の一族。だから、分かる」
「…………」
口元に手を当てて嗚咽を漏らした師に、戸惑いがちに、
しかし数秒我慢してから、爪は耐え切れずに言った。
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