640:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/21(火) 17:01:06.55 ID:mkVHEDB80
男性は弾が切れたガトリング砲を脇に投げ捨てると、
僅かに浮いた自分の影の中に手を突っ込んだ。
そして、今度は細身の……砲身が二メートル以上あるレーザー砲を、
まるで影が沼であるかのように、ズルリと抜き出した。
その引き金を何度か引く。
エンドゥラハンのマニュピレーターに突き刺さり、
根元から燐を掴んでいる腕がちぎれとんだ。
空中に放り出された燐に、男は
「目ヲ瞑れ!」
と怒鳴り、空にポケットから出した、照明弾らしきものを打ち上げた。
照明弾は十メートルほど上空で炸裂し、凄まじい光を発する。
燐は言われたとおりに目を閉じ、背中から氷に叩きつけられ意識を失った。
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