過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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697:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:41:46.34 ID:oI7jiOK60


「さて……どういうことなのか、詳しく説明してもらいたいな」

銀がそう言って、長テーブルの椅子に腰を下ろす。
以下略



698:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:42:44.20 ID:oI7jiOK60
女や子供は、人間牧場や食料として加工されてしまい、いない。

しかし、どうも彼らはそれを知らないらしかった。

ガゼルは言いよどみ、言葉を飲み込んでから言った。
以下略



699:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:43:36.44 ID:oI7jiOK60
「愛寡を直に見たことがあるのか?」

ガゼルに問いかけられ、銀は首を振った。

「いや……だが、存在は知ってる。
以下略



700:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:44:08.14 ID:oI7jiOK60
もしガゼルに顔があれば、怒りで真っ赤になっていただろう。

しかし彼はその感情を押し殺し、続けた。

「……そうなのか。それは知らなかった」
以下略



701:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:44:53.74 ID:oI7jiOK60
スープをすすり、彼は回りを見回した。

ドクの姿はない。

もしかしたらこの中にいるかもしれないと
以下略



702:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:45:35.48 ID:oI7jiOK60
「人間狩りの部隊?」

「ああ、定期的に下層に下りてくる愛寡の親衛隊だ。
全員が何かしらの魔法を使う、魔法使いだ。
確認しているだけでも俺達の倍はいる」
以下略



703:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:46:15.04 ID:oI7jiOK60
実際のところ、ガゼルにもどうやって愛寡を殺したらいいのか、
そのプランがあるわけではなかった。

彼に出来ることといえば、薬を投与して虹の回復を一刻でも早く進めることだけだ。

以下略



704:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:47:16.09 ID:oI7jiOK60
そこでマルディが口を開いた。

「愛寡って奴を叩くんなら、上層に乗り込む必要があるな。
他の奴らは相手にしない。それが勝負事の鉄則だ」

以下略



705:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:47:46.53 ID:oI7jiOK60
マルディがそう言ったのには、別のわけがあった。

下層、ここにあたる場所でドクとカランが住んでいる可能性は低い。

昔のサバルカンダではないのだ。
以下略



706:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:48:21.11 ID:oI7jiOK60
その途端だった。
入り口の方の男が、大声で叫んだのが聞こえた。

「人間狩りだ!」

以下略



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