751:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 16:01:38.92 ID:o2andqOr0
ガゼルを屋上から突き落とそうとして……。
そこで、マルディは停止した。
虹が、いきなり体を乗り出して、
彼の唇に自分の唇を重ねたからだった。
噛み破ったのか、虹の口元から血が流れている。
それを飲み込んだ瞬間、マルディの瞳が真っ赤なワインレッドに染まった。
『丁度いいわ……行きなさい、生物兵器』
虹は血の味がするキスを終えて、唇を離してから、
熱に浮かされた顔で小さく笑った。
『離れるわよ』
『待て、どういうことだ? 敵が……』
『ここにいると、私達まで巻き添えを食らうわ』
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