917:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:34:01.28 ID:NNs5Kzip0
問いかけられて、硲は息をついて、
その場に腰を下ろしなおした。
そして頷く。
「うん、それが?」
「何で伊達なのにかけてるの?
まぁ……あたしは、その方が似合ってると思うけど」
硲が、目を丸くして涙を見た。
彼は眼鏡のレンズを、シャツで綺麗に拭いて
息を吹きかけてから、
顔にかけなおし、呟くように言った。
「前に、姉さんと同じようなことを
言ってくれた人がいてさ。それだけ」
「ふーん……あんた、意外とモテるんだ」
「別に……そういう話じゃないよ」
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