975:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/07(月) 17:57:02.35 ID:hlIYQLnr0
「涙、危な……」
「しっ」
兄の言葉を打ち消して、
涙は右手を伸ばして青年の頭を触った。
「怖くないよ。あたし達は何もしない。
ただ、あんたのことを助けに来たんだ」
「だから会話は無理だって……」
「兄さんは黙って抑えてて」
泉の言葉を一蹴して、涙は続けた。
「あたしの名前は涙。この人は泉。
手荒な真似をして悪かったよ。
だからそんなに怒らないで、静かに聞いて欲しいんだ」
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