過去ログ - 男「エルフの書物が読めなくて不便だ……奴隷でも買うか」
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24:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 00:29:14.91 ID:pMYkX3mu0
テクテクテク…

男(さて……奴隷市場の場所を教えてもらったけど……本当にエルフはいるのだろうか……?)

男(今はエルフとの戦争が終わったばかりだから、逆にエルフしかいないだろと言われたけど……)
以下略



25:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 00:33:04.38 ID:pMYkX3mu0
奴隷商「本日の御用は……訊ねるまでもありませんね。早速ですが、どういった子をご所望で?」

男「えっと……エルフの子っていますか?」

奴隷商「もちろんですとも。○○商人協会からのご来店ということですので、取り扱わせてもらっております」
以下略



26:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 00:40:00.09 ID:pMYkX3mu0
奴隷商「そうですな……まぁ、読める子を用意することは出来ますよ。ですが、それが何か?」

男「いえ、やっぱり読めた方が色々と捗りそうですし」

奴隷商「はあ……」
以下略



27:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 00:44:58.55 ID:pMYkX3mu0
奴隷商「それよりもお客様、外見のご要望などはありますか?」

男「外見……。……ん〜……でもエルフって、基本的に皆美しいですし……大丈夫ですよ」

奴隷商「まぁ、わたくし達人間にしてみれば、あの珠のような肌とそこから造形された顔立ちは、どれも美しく見えますからな」
以下略



28:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 00:51:39.82 ID:pMYkX3mu0
エルフメイド「長。終わりました」

奴隷商「ああ、ご苦労」
奴隷商「申し訳ありません。随分と玄関で長話をさせてしまいまして」

以下略



29:1 ◆smf.0Bn91U[sage]
2012/02/14(火) 00:56:17.36 ID:pMYkX3mu0
カツン、カツン、カツン…

男(うわ、本当に真っ暗……っていうか結構深い……? 街の地下なのに、こんなに……)

エルフメイド「……大丈夫ですか?」
以下略



30:1 ◆smf.0Bn91U[sage]
2012/02/14(火) 00:59:19.79 ID:pMYkX3mu0
カツン

エルフメイド「着きました」

男「うわ……階段よりも暗い。あ、でも声が響く……結構広い?」
以下略



31:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 01:01:32.84 ID:pMYkX3mu0
コツ、コツ、コツ……

男(ん〜……こうやって、牢屋の中を照らされながら見て回っても、やっぱりよく分からないな……)

男(そもそも外見だけ見て回らされても、頭が良いかどうかなんて分かんないし)
以下略



32:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 01:03:53.10 ID:pMYkX3mu0
男(そもそも、奴隷、といっても、暴力を振るったり、相手を傷つけたりすることは、人間が信仰する神によって否定されている)

男(ボク自身はそんなことをあまり気にしてはいないけれど……国家という枠組みにおいて、信仰心は重要視しなければならないことだ)

男(だからこそ、奴隷制度自体、否定している団体がいる)
以下略



33:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 01:05:35.28 ID:pMYkX3mu0
男(……だからこそ、どうしてこんなに怯えの色を見せるのか……分からない)

男(親を亡くして、この場に押し込められ、陽の光を浴びていないから……?)

男(いや、それは期待している部分だろう。怯えの向こう側のものだ。外に出られるかもしれない、といった感情だ)
以下略



34:1 ◆smf.0Bn91U
2012/02/14(火) 01:08:56.19 ID:pMYkX3mu0
男(金色の長い髪……ランプの明かりで反射して尚輝いて見える白い肌……)
男(そして、キレイな――今まで見てきた人間という種族を超えるほど可愛い、少女)
男(今まで見てきたエルフよりも、少し幼く見える顔立ちをした、そんな子)

エルフ少女「…………」
以下略



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