過去ログ - 鑢七実「ここは………どこかしら?」布束砥信「学園都市よ」
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[sage saga]
2013/04/02(火) 03:14:20.27 ID:2lbVeYvl0
「―――――――――ハッ!」
浜面仕上は目を覚ます。
午前五時三十分―――いつもより五時間の早起きだった。
まだ秋だと言うのに、冬のように体が冷たい。凍えるまでに寒い。原因は汗だった。体中から汗が溢れでていて、安い布団とスウェットを濡らし、茶髪を顔に張り付かせていた。
「………ゆめ?」
彼は、悪夢を見ていた。
「……だめだ、思い出せない」
途轍もなく不吉な夢だった事は覚えている。だが、その内容が思い出せない。
「ああ、くそ……何だってんだ。ったく、今日は大事な日だってのに」
浜面は枕元を見る。そこには一つの箱があった。可愛らしい包装をした、明らかに女の子にプレゼントをする為に用意したとしか見れない、そんな箱。
「チクショウ、中途半端な時間に目覚めちまった。二度寝したくても、夢の所為で寝付けやしねえ……。しょうがない、シャワーでも浴びてくっか」
浜面が住む部屋は格安アパートであり、四畳一間のキッチンとユニットバス付で家賃は3万弱。今にも崩れ落ちそうな外見だが、意外と居心地がいい。
そして、その部屋の壁に掛けられたカレンダーには、九月二十三日…今日の日付を三重丸で囲んで、こう書かれていた。
『滝壺さんに告白する日!』
――――と。
しかしこの日は彼にとって厄日であった。
一生この日を恨むかもしれない。だが、彼の運命が変わったのはこの日であったし、この日が無ければ彼は後に死ぬ事になるのだ。
何故なら――――
次回予告
浜面仕上「今日、俺は滝壺さんに告白する!!」奇策士とがめ「脈なしだと思うからやめとけ」
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