過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/17(金) 11:23:06.50 ID:aqgfwEBDO
 絹旗「私ちょっと外の空気吸ってきますね」 
  
 滝壺「外は寒いよ?」 
  
 絹旗「超ちょっとですから。さすがにコートはきますけど」 
77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/17(金) 11:24:06.57 ID:aqgfwEBDO
 玄関から出ると冷気が一気に突き刺さった。暖かい部屋にいたため、余計に寒さを感じた。 
  
 絹旗「さて…」 
  
 絹旗は滝壺のアパート敷地から出た。そして、路上に停めてあったワゴン車を見つけ、周りに用心しながらワゴン車の窓をコンコンと叩いた。 
78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/17(金) 11:26:09.86 ID:aqgfwEBDO
 絹旗「…浜面?」 
  
 浜面「…zzz」ニヘラ 
  
 絹旗「」イラッ 
79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/17(金) 11:38:32.60 ID:aqgfwEBDO
 雪で身動きとれなくなったんで開き直って早めの更新です。 
 第二部ってより幕間に近いです 
  
 オリキャラ霧谷ちゃんはアニメ『とある科学の超電磁砲』の鉄装さん(黄泉川先生の後輩)が髪ボサボサで弱冠ヤル気ない感じでイメージしてくれると幸いです。 
  
80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/17(金) 13:47:09.05 ID:Hm7klc4ro
 おつつおつつおつつおつおうおううお 
81:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/18(土) 00:01:36.08 ID:cy5Z2HqDO
 黒妻は『ウォール』のアジトにいた。アジトと言えば聞こえはいいが、ふつうに高級マンションの一階にある一室である。先ほどまでは『ウォール』の幹部全員が揃っていたが、現在残っているのは黒妻と霧谷の二人である。霧谷の方は奥の部屋で【原子崩し】の相手をしている。その部屋に通じる廊下で黒妻は壁にもたれかかっていた。右側には霧谷がいる部屋。左側には玄関。正面には霧谷がいる部屋とはまた別の部屋の扉があった。 
  
82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 00:02:51.68 ID:cy5Z2HqDO
 黒妻綿流−『ビッグスパイダー』の創設者であり、元リーダー。二年前に敵対組織の罠にかかりコンクリート建築の屋根が吹き飛ぶほどの爆発に巻き込まれるが、辛くも生存。退院後そのまま少年院へ送られ、9ヶ月ほど前に出所。3ヶ月ほど前に能力者狩りを行う武装集団と化していた『ビッグスパイダー』を素手で叩き潰す。その後、『ビッグスパイダー』の構成員達の暗部下部組織からの解放と固法美偉の過去の黙認を条件に暗部組織『ウォール』へ配属される。 
  
83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 00:04:38.87 ID:cy5Z2HqDO
 そして、『ウォール』には解散命令が出されたが、今宵『ウォール』は再結成された。黒妻が復帰した理由は仲間の力になるためというシンプルなものだった。 
  
 黒妻(『アイテム』か…) 
  
 牛乳パックの中身を飲み干しながら考える。自分のリーダーの言葉を。 
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 00:07:08.21 ID:cy5Z2HqDO
 もう一度ドゴン!という音がすると、ロックも蝶番も外れて、ドミノように上から玄関扉は倒れた。 
  
 黒妻「その扉はそうやって開けるもんじゃなかったんだけどな…」 
  
 絹旗「…麦野はどこですか?」 
85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/18(土) 00:08:17.24 ID:cy5Z2HqDO
 絹旗「麦野を返してください。断るんなら力づくでも返してもらいます」 
  
 黒妻「やるのかい?俺ァ相当強ぇぞ?」 
  
 絹旗は一度目を閉じて大きく深呼吸し、再び目を開けた。 
86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 08:47:25.42 ID:cy5Z2HqDO
 黒妻「うおっ!」 
  
 いきなり突っ込んでくるところまでは黒妻の予想通りだった。しかし、その速さは完全に黒妻の予想を越えていた。ほとんど反射的に右側にあった部屋の中へとなだれこみ、瞬間、自身のすれすれのところを通過するところだった【窒素装甲】にまったく体重の乗っていない軽い裏拳を苦し紛れに肩に当てた。 
  
  
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