過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
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2012/02/18(土) 09:00:35.04 ID:cy5Z2HqDO
絹旗「浜面…」
先ほど黒妻に部屋に放りこまれた絹旗が左肩をかばいながら出てきた。
浜面「絹旗!無事か!?」
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2012/02/18(土) 09:02:19.69 ID:cy5Z2HqDO
絹旗と浜面はとりあえずこの家の探索をすることに決めた。麦野のケータイが現在位置を示した最後の場所。ここに何かがあるはずだった。
なぜ急に滝壺の家に来れなくなったのか。なぜこんなところに居たのか。なぜ赤茶色の髪の革ジャン−黒妻綿流がここに居たのか。それらの原因を一から推理する予定だった。
しかし、それらの予定はすべて狂う羽目になる。浜面達は知らなかった。黒妻と交戦している間、その前から、奥の部屋に居た黒妻の仲間の存在を。
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2012/02/18(土) 09:03:57.79 ID:cy5Z2HqDO
浜面は奥の部屋へと続く扉のドアノブに手をかけた。そして、絹旗に目配せをする。
黒妻個人の家なのか、それとももっと大きな組織のアジトなのかは分からないが、ここが自分達にとって敵対関係にある者の本拠地。下手に動けば何かのトラップが作動するかもしれない。
慎重に、ゆっくりと扉を開ける。トラップの類はなかった。電気がついた、普通の部屋だった。浜面たちは部屋に入り、ぐるりと部屋を見渡した。この時、絹旗は既に嫌な予感がしていた。その原因はかつてうんざりするほどかいだ匂いだった。そして、すぐに異常を発見し、一気に心臓が飛び上がった。
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2012/02/18(土) 09:06:45.61 ID:cy5Z2HqDO
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2012/02/18(土) 09:10:43.10 ID:cy5Z2HqDO
浜面「麦野!」
絹旗「麦野!」
浜面と絹旗は麦野に駆け寄った。近くで見ると切り傷だけではない。顔にも切り傷があるがそれ以上に腫れあがり、脚には切り傷の他にも青アザも多くある。切り傷の方も服の上から何かで斬られたようであり、服もズタズタになっていた。
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 09:12:12.23 ID:cy5Z2HqDO
絹旗も浜面も麦野に呼びかける。しかし、麦野はなんの反応も見せなかった。相変わらず、ぐったりと椅子にもたれかかっていた。それでも絹旗は諦めず、今度は脈を計った。
絹旗「!大丈夫です!まだ生きてます!浜面、救急車を!」
浜面「ああ!−−−!」
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/02/18(土) 09:15:21.77 ID:cy5Z2HqDO
それに気付いた時、浜面は一目散に扉に向かおうとした。
絹旗「待ってください!」
だが、絹旗が浜面の腕を掴み制した。
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 09:24:53.11 ID:cy5Z2HqDO
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 09:27:21.31 ID:cy5Z2HqDO
霧谷は偽マンホールのふたを閉めると、今度は大通りに向かって走りはじめた。
大通りに入ると、今度はまばらにいる歩行者に合わせて歩きはじめる。歩道橋を渡り、別の歩道に入ると、また大通りから裏道にスッと入った。
???「よう、無事か?」
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/18(土) 09:29:00.41 ID:cy5Z2HqDO
黒妻「そういや仕上がりはどうだったんだ?最後の方はかなり騒がしくしちまったが」
霧谷「問題なく、完璧な仕上がりなんで。チェックするんで?」
黒妻「イヤ、いいや。気分悪くなりそうだ」
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/02/18(土) 09:30:48.43 ID:cy5Z2HqDO
霧谷「横須賀さんとリーダーは上手くいってるんで?」
あまり考えさせないために、霧谷は違う話題を振った。
黒妻「−プハッ。イヤ、まだなんにもアクションはないな。まだ接触してないんだろ」
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