過去ログ - おっさんがハッピーシンセサイザーを踊るまでに至る長い経緯(勝手な妄想)
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76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2012/04/07(土) 18:01:01.18 ID:+70U/rKo0
まあ、こんな日常の事など正直どうでもよい。やんごとなき事情とは昨晩の事だ。

昨日掛かってきた電話を偶然俺が取れた事がせめてもの救い。

掛かってきた相手はかつて形の上で保護者であった恭子の叔母。

恭子に聞かれたくない話であったので明日、会社から折り返し電話すると言い、今日職場で詳しい話を聞いた。

内容はこうだ、師匠が無くなってから売りに出していた家に買い手がついたので、家から必要なものを運び出して欲しいとの事。

とっちゃんと、姫ちゃんが帰って行き、恭子が洗い物を済ませた後、俺は意を決して恭子に伝える。

「恭子、昨日叔母さんから電話があったんだが、師匠の、恭子の住んでいた家が売れたらしい」

「・・・そうですか、もう売れたんですね」

寂しそうな顔をする恭子。

「最後に一目見ておくか?」

「いえ、見てしまうと多分、きっと・・・」

泣いてしまうから、か。

俺はそんな恭子の顔をみて決断する。恭子の家のものは、こいつの思いのつまったものは全て俺が運び出す。

そして、恭子が完全に元の自分を取り戻したとき、返してやるんだ。



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