過去ログ - おっさんがハッピーシンセサイザーを踊るまでに至る長い経緯(勝手な妄想)
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84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2012/04/07(土) 21:18:43.34 ID:+70U/rKo0
そして自室で直樹から送られてきたデータを一通り見た後、やはりここはとっちゃんにも言っておかなければいけないかと、電話を掛けることにした。

恭子を連れ出してもらう時とか、協力してもらう事もあるだろう。

俺は電話で粗方事情説明する。

『やっぱり、キョウそんな事があったんだ』

やっぱり?何か気付いていたのだろうか。

『うん、私もそのダンスとか結構好きでキョウに見せたり、話したりする事があったんだけど、あの子凄く悲しそうな顔をするから』

私もそれ以上突っ込めなかったし、とそう言う。

『オジサマ、キョウをお願い!私にはどうして良いかわからないケド、オジサマにはなにか考えがあるんだよね!?どうするの?』

「・・・俺が踊る」

そう、俺が踊るしかない。

今までもそうだった、塞ぎ込んでいた恭子を俺は強引に巻き込んで来た。

今回も俺が勝手に踊りまくってアイツを巻き込んでやるんだ。

『あははっ、オジサマが踊るの!?凄い、凄い発想だ!でも、オジサマダンスとかした事ないよね?っていうか、そもそも何を踊るの?』

「部下の直樹がハッピーシンセサイザーっていう曲があるみたいでそれをデータで送ってくれたからソイツを覚えようと思う。あと2週間ちょいしかないけど恭子の誕生日まで一生懸命練習してプレゼントしようかと」

『ハピシンかぁ、中々のチョイスだけど、オジサマ大丈夫?結構キツイよ、アレ』

とっちゃんも知ってるのか、侮れない曲だな。

「大丈夫、めっちゃ練習するから」

『よし、私も練習に付き合う!少なくともオジサマよりはダンスが上手いし、教えてあげるよ』

「えっ、そりゃ、なんというか、その」

『キョウの事は私の事、是非やりたいの。とりあえず時間が無いから明後日、カラオケボックスで曲は私のほうで準備して置くからね』

そう言い放って、とっちゃんは電話を切った。

とっちゃんに相談してよかった・・・のだろうか?

その後すぐにとっちゃんからメールが来て、

『明後日までに少しは練習しておくように』

俺は寝る間も惜しみ、覚えるまでなんどもデータを繰り返しループさせた。



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