過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
↓ 1- 覧 板 20
40:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:55:29.11 ID:WO2eriwB0
「おかしな話をしてしまいましたね。
この子、検査が終わり次第連れて帰っていただいて大丈夫らしいので、
今日の午後中にはそちらのラボに送れると思います」
「色々とどうも」
「気にしないでください。仕事ですから」
端的に言葉を交わして、彼女は黙って部屋を出ていった。
扉の閉まる音でそれを確認して、絆はベッド脇の椅子に腰を下ろした。
そして眠っている少女──雪の、パサついた白髪を撫でる。
少し見ない間に、少女の肌は乾燥してささくれ立ってしまっていた。
少しだけ迷ったが、やがて青年はトン、と彼女の額を指先でつついた。
1002Res/558.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。