過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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47:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 22:03:31.93 ID:WO2eriwB0
それとなく周囲を見回してみると、軍服を着た警備の兵士が、三人。
不快そうな顔でこちらを見ている。
自分たちではない。幼い少女のことをだ。
その視線に全く気づいていないのか、
手を引きながらはしゃいでいる愛を視線から守るようにして早足で敷地内を出る。
彼女たちは人間ではない。
もっと陰惨な言葉で表現すると家畜に近い。
それか、無機的な消費物。
死星獣を破壊するための生体燃料だ。
そんな人間以下の存在に、軍は劣る。
面白いはずがない。
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