過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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48:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 22:06:15.14 ID:WO2eriwB0
僅かに肩を落としながら夕日を背に公道に出る。
そこでタクシーを一台つかまえ、絆は絃に向かって口を開いた。
「悪かったな。わざわざ来てもらって」
「いやいいんだ。俺も雪ちゃんの顔をちょっと見たくなってな」
あごひげをいじりながら彼が返す。
苦笑して絆は、愛の手を彼に握らせた。
「愛、おじさんにラボまで連れてってもらえ。
俺はもう少し帰りが遅くなるから、皆にもそう伝えておいてくれよ」
「えー……絆、一緒に帰らないの?」
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