過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
↓ 1- 覧 板 20
50:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 22:08:10.70 ID:WO2eriwB0
小さく笑ってタクシーに乗り込むスーツの男。
自動で窓が開き、彼は軽く手を振った。
「じゃ、お前さんのファミリーはラボに全員送っとくよ。
できるだけ早く帰ってくれ」
「絆、早くだよー」
奥から愛の声が聴こえてくる。苦笑してタクシーを見送り、
絆は大きくため息をついた。
「ああ……早く帰れればいいんだがな」
空が燃える色に輝く。
軽く首を振って、彼は夕焼けの空気の中、もう一台タクシーを呼び止めた。
1002Res/558.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。