過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
1- 20
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/05/23(水) 22:06:25.54 ID:b5aT89400
「……勝負は、今日よ」

「……いよいよなのね」

「うっは、すんげー風だぁ」

「当然ね。もうすぐ暴風警報も発令されるでしょう」

「進化した私の力を見ていてくれよ、繊莉子」

「みんな、ケガしたらすぐゆまのところにきてね!」

「まどかは避難所から出ちゃだめだよ?」

「ん、分かってる……頑張ってね、皆」

「おう、任せとけ。んじゃフィリップ、行くか」

「ああ。とはいっても、僕も避難所で待機だがね」

「皆、準備はいい?」

俺達はマミちゃんの家に集まり、結団式のようなものをした。
せめてまどかちゃんに皆と会う時間を作ってやりたいというのが大きな目的だった。
いつも通り皆でマミちゃんの淹れた紅茶を飲み、作戦を再確認し、後は雑談をしただけだったが、
それでも少しくらいは皆の緊張はほぐれてくれたと思う。

「それじゃ、行こ……」

そして映司が先頭に立ち、玄関のドアを開けようとしたとき――
爆音とともに、ドアが外から開かれた。
その場にいた全員が固まる。まさか、財団Xの使者か?
せっかくほぐれた緊張が再び皆を襲った中、俺たちの視界に入ってきたのは。

「やぁっと見つけたぜ、先輩方! 仮面ライダーフォーゼ如月弦太朗! 手助けしに来たぜ!」

やかましく騒々しく若干鬱陶しくもあるが、それでも底抜けに明るく漢気溢れる、
頼れる後輩ライダーの姿だった。

弦太朗に話を聞いたところ、財団Xの作戦は見滝原がメインであるというだけで世界中に及んでおり、
先輩ライダー達はそちらの対処に追われているそうだ。まあ、そりゃあそうだろうという話だが。
財団Xがピンポイントで狙うにしては見滝原は(多少他より発展しているとはいえ)普通の都市でしかないし、
ワルプルギスの夜という魔女が、しかも恐らくは財団Xに何らかの強化をされて来るとなっちゃあ放っておかない仮面ライダーは多いはずだ。
まあ、それを聞いたところで少女たちには何の関係もないし、精々俺達に若干プレッシャーがかかる程度のことなのだが。

「せ、責任重大だね……」

「ああ。先輩方が頑張ってんだ、俺達がここでワルプルギスを潰さねえとな」

「……話はよく分からないけれど、この五月蝿いのも手伝ってくれるということでいいのかしら」

「五月蝿いのたぁ、キッツいなぁ……まあそういうこった! ダチのダチはダチだからな、お前らも俺のダチだ!」

「……調子が狂うわ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
487Res/359.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice