56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/03/03(土) 21:11:30.91 ID:1pWf3JI30
そして、布束は話し始めた。
打ち止めが妹達の司令塔だということを。
そして、ウイルスのことを。
美琴の妹達は危機にさらされていると。
全てを聞き終えて。
自分の妹がまた――利用されていると知って。
「なんで……なんでよ……」
腹が立った。
こんなことを平気でする天井亜雄に。
そして、こんな現状を作り出した自分に。
「なんで、この子達が何かしたの!?この子達はこんなことをされるようなことをしたの!?」
「してないわ」
美琴の叫びを、布束は一言で断じた。
「But……利用価値があるから」
「……っ」
「だから、こんなことをされるのでしょうね」
利用価値。
それは、一番利用価値が高いレベル5の一人だからこそ、実感できる。
酷い言葉だ。
利用価値。
人をものように扱って。
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