過去ログ - 美琴「だって私は、姉だから」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/03/03(土) 21:13:29.64 ID:1pWf3JI30

「打ち止めを連れて逃げて」

「でも……」

「いいから!!」

布束はしばし視線をさ迷わせて、頷いた。

「生きて」

「……っ」

それだけ言い残して、布束は突き飛ばされたときに床に落としてしまった打ち止めを抱えて走り出した。

「させるか――よっ」

麦野沈利の原子崩しを美琴は慌てて防ぐ。布束はその隙にこの部屋から逃げだした。

「めんどくせぇ……まあいい、てめぇを殺してから追いかけてやるよ!!」

ビュインビュインと立て続けに放たれる原子崩しの軌道を美琴は正確に逸らしていく。
――いける。
美琴は不敵に笑った。

「ふん、私が満身創痍の時でも勝てなかったくせに、一体何しに来たのよ、この格下」

「なんだとガキィ!!」

美琴の安っぽい挑発に麦野沈利は声をさらにあらげた。

「ガキガキうるさいのよ、おばさん」

電撃は通用しないと分かっている美琴は、磁力を使って麦野沈利に攻撃を仕掛けていく。





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