過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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377:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/03/12(月) 12:18:04.95 ID:zj7Is8oAO
暗い帰路。

アルコール屋の眩しい明かりを目印に、家を目指す。

スーツの有象無象の流れの中で、ゲームセンターで出会った少女の言葉を反芻する。



大切なものを失うくらいなら、持たない方が良い。

なるほど一理ある。魔法少女としてはその失望こそが最大の危険といえる。

願った希望に裏切られた時、絶望は生まれる。


それは魔法少女の願いだけに限らず、様々な場所に存在している。

家族、友人、なんだって絶望にはなり得る。

美味いチリトマトのスープだって、時として制服の左袖に牙を剥く事もあるのだ。人生は何が起こるかわからない。


ならばいっそ孤独に、孤高に、という考え方もわからなくはない。



詢子「うぇいぃ〜…そッたれがよぉンのヤロ…」

ほむら「……」


若い女性が看板を抱いてうずくまっている。


私は一人ではない。さやかやまどか、マミも友達だ。

依存しているわけでもないが、彼女らは私の守るべき存在。

私の手の届く内にある限り、私はその全てを守ってみせる。



ほむら「家はどこに?指差すだけでも」

詢子「ん〜…良いシャンプー使ってんなぁ〜…」


OLを守れなかった贖罪を兼ねて、私は女性を担いで歩きだした。


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