過去ログ - ほむら「思い出せない…私は何者だ?」
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853:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2012/03/28(水) 21:33:09.04 ID:vYwpCx2u0

広い病室の窓際にその子はいた。


恭介「……誰?」


寝たきりのまま、うつろな目をこちらに向けて歓迎してくれた。


ほむら(私の病室よりも高級だな)


彼は左手が動かないらしく、そのせいで松葉杖もうまくつけないのだとか。

やっていたバイオリンができなくなってしまい、それらのショックもあって休学中とのこと。

なるほど人生とはうまくいかないものだ。

しかしこの子も私と同じで、幸薄そうな顔をしている。

こういった不運はある種、星の下のなんぞであるのかもしれない。


ほむら「やあ」

恭介「……?」

ほむら「クラスメイトだよ、転校してきた」

恭介「ああ……さやかが前に言ってた……」


自己解決したら、彼はそのまま窓側を向いてしまった。

私には興味がない。それどころではない。


そんな気に食わない態度だった。


それだけでも私の機嫌は非常に悪くなるばかりだったが。

ここはひとつ、このいけすかない男のペースというものを完璧に崩してやろうとも思い、逆に燃え上がる感情もあった。



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