過去ログ - 古賀「冥加ちゃん!! 殺人事件だよ!!」冥加「おちついてください、いたみさん」
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212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sagasage]
2012/03/03(土) 00:27:19.18 ID:6a3xyt6AO
【食堂・厨房】

七瀬「なるほど、それではじめちゃんや男性陣はみんな厨房でお手伝いしてるって訳ね」

冥加「はい」

だが、これには牽制の意味合いが強い。これだけ疑心暗鬼に陥っていれば厭でも周囲に敏感になる。例え私を集中的に監視しているとしても別の誰かにも自ずと視線がいく。

七瀬「それにしても雲仙さんは綺麗ですね。まるでお人形みたい」

冥加「ありがとうございます」

七瀬「あ、あはは、謙遜しないんですね」

冥加「けんそんしたほうがよろしかったですか?」

七瀬「あ、あはは……」










【食堂・長テーブル】

小嶋「うなじゅー!! うなじゅー!!」

円谷「元太くん、うなじゅーはないですよ」

シチューにカレー、豚の生姜焼きにチンジャオロースにグラタン。個々でそれぞれ準備した材料で作る。私自身もクーラーボックスに五日分の材料を用意していた。

大型の冷蔵庫には大量の材料があったが誰も手をつけていない。

材料に毒物が仕掛けられていたらという事を考慮して事前に準備をしてきたのだ。

本来なら自分で用意した材料以外に手をつけるべきでは無いのだろうが……

小嶋「うなじゅー!! うなじゅー!!」

食べ物に何のためらいもない子ども達は箸を既にすすめていた。

考えるのも、疑うのも馬鹿らしくなって食事に手をつける。

灰原「あら、探偵さん、いい腕しているわね。こんな美味しいグラタン初めて食べたわ」

グラタンに真っ先に口を付けた灰原さんが感想を口にした。

冥加「ありがとうございます」

私もグラタンを口にしながら自分の料理の出来映えを確認する。

小さな器に移した分は江戸川くんを除く子ども達が取った。

金田一「…………」

冥加「どうしましたか?」

金田一「い、いやっ……何でもない……」

私は睨まれるというか凝視する彼を無視する。

七瀬「はじめちゃん、食べたいのなら正直に言いなよ」

金田一「だ、誰があんなもの……」

尚も凝視する金田一さん。

金田一「な、なぁ……」

冥加「わけてあげませんよ? そんなにおおめにつくっていないので」

金田一「……」


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