過去ログ - 古賀「冥加ちゃん!! 殺人事件だよ!!」冥加「おちついてください、いたみさん」
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(九州)
[sagasage]
2012/03/04(日) 01:37:30.79 ID:XX6YrARAO
【一時間後、中央エントランス】
金田一「結局、犯人にも天草さんにも会わなかったな……」
冥加「そうですね。さすがにおそいじかんたいです。もうふをもってきてしょくどうでねましょう」
金田一「ごくり……」
冥加「…………あなた、かのじょやゆうじんがしんだというのになにかんちがいしてるんですか、ぶっとばしますよ」
金田一「ばっ、ちげー。違います!! ふざっけんな!! 全然、ちげー」
冥加「しかし、せいめいのききにおちいるとひとはしゅのほんのうとしてこづくりしたくなるそうです。だから、あなたがしょうじきにいえば……」
金田一「正直に……」
冥加「……」
金田一「お、おい、どうなんだよ!?」
冥加「しょうじきにいえば」
金田一「ごくり……」
冥加「りょうてをてじょうでしばってすまきにしてろうかにほうりだします」
金田一「ひ、ひいっ!? ぜ、ぜったいにしません!!」
【中央エントランス・夜中】
私の毛布の中に灰原さんが入りこんでいた。
男女三人一組で二時間ずつ仮眠を取る。
ちなみに寝る前返却してもらった鎖分銅の腕前を見せたら黙ったので貞操の心配は無いだろう。
灰原「あの……探偵さん……」
冥加「なんですか?」
灰原「あのね、箱庭学園の火事覚えてる?」
冥加「えぇ、おぼえてますよ」
灰原「あたしね、そこでお姉ちゃん、亡くなったの……」
冥加「……すみません……ちからぶそくで」
灰原「違うの!! でもね、お母さんとお父さんは生きてるのよ。ううん、お姉ちゃんが助けてくれた」
冥加「……」
灰原「あたしね、それからかな……凄い依存体質になっちゃって……工藤くんもそう。多分、年上の誰かに甘えたかったんだと思う……」
冥加「……」
灰原「だからかな……彼氏も作って、大人びた態度を取って、は、恥ずかしいからいえないけど工藤くんとも色々」
冥加「そうなのですか?」
灰原「うん」
私は知らないふりをする。
灰原「だけどね……事件を幾つか解決したのだってきっと大人として認められたかったから」
頭を優しく撫でる。
灰原「おね……じゃなくて探偵さんが甘えても泣いてもいいって言われて凄く楽になった。こんなに怖いのに悲しいのに背伸びなんて出来ないって、でもしなきゃって……」
冥加「えぇ、もういいですよ。ゆっくりおやすみなさい」
灰原「お休み、お姉ちゃん」
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