過去ログ - スティーブ「…『妹と恋しよっ♪』? ……R18!?」
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113: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/11/27(火) 00:14:32.98 ID:KInp1XN60
沙織「その通りでござる。キャプテン・アメリカ殿には資料の購入などで御贔屓にしてもらっておりまする」

沙織ちゃんが不意にそう言いながら右手を僕の肩に置く。
それと同時に、人差し指で僕の肩を突く動作を始めた。
僕はそれが瞬時にモールス符号であることを察した。
どうやら博打は成功だったらしい。
・-・・・ -・・- ・-・・ ・---・ --・-- ---(意味:オマカセアレ)

黒猫「私はそこの女のツテで知り合ったわ」

春香「私は、アンソニー君がスティーブさんの取引相手の一人で、その縁で知り合いました」

僅かな隙の間に黒猫ちゃんと春香ちゃんにも言ってくれておいたらしい。

あやせ「そうなんですか」

沙織「そうでござる」

あやせ「そういえば、アンソニーって言いました? ひょっとして、トニー・スタークのことですか?」

春香「は、はい」

あやせ「アイアンマンの知り合い……」

あやせ「桐乃。ひょっとして、『コミケ』っていうイベントの帰りなの?」

桐乃「え゛!?」

春香ちゃんの何気ない一言から疑念を持ったのか、不審そうな眼差しになるあやせちゃん。
しかも視線は桐乃ちゃんが提げている紙袋に集中している。
挙句の果てに紙袋と桐乃ちゃんの顔を交互に眺め始めた!
こうなったら!

キャプテン・アメリカ「僕たちはちょっと急いでいるんだ! ごめん、また今度!」

キャプテン・アメリカ「行こう桐乃ちゃんっ」

桐乃「え、あ、う、うん……。じゃあね、あやせ……」

あやせ「……待って!!」

僕は桐乃ちゃんの手を引っ張って強引にその場を去ろうとした。
しかし、あやせちゃんは怒号を上げると同時に桐乃ちゃんの手首をガッチリと掴んでいた!

桐乃「…………あやせ?」

あやせ「桐乃、どうして逃げるの?」

桐乃「え……あの……逃げたワケじゃ……」

あやせ「ウソ」

あやせ「それはウソ……ウソウソウソウソウソ……ウソ吐かないでよ……。だって逃げたじゃない?」

あやせ「……逃げたでしょ? 逃げたよね? ……なんで私にウソを吐くの?」

…………突然どうしたんだ?
いきなり表情を変えた上でコレだ。
余りの不気味な剣幕に、僕だけじゃなく、沙織ちゃんに黒猫ちゃん、春香ちゃんまで呆気に取られている。
桐乃ちゃんはどこか怯えているようにも見える。
何と言うか、おどろおどろしいの一言に尽きるな。

キャプテン・アメリカ「あやせちゃん  あやせ「スティーブさんは黙っててください! 今は桐乃と話しているところなんです!」

……この女、一体なんなんだ!?
さっきと比べると明らかに別人だ!
多重人格かと疑いたくなるレベルだよ。

あやせ「ごめんなさい。いきなり大声出しちゃって……。でも、私、桐乃のこと、心配で」

反転、優しい口調で僕に詫びるあやせちゃん。
その口調で桐乃ちゃんを問いただした。

あやせ「だから桐乃……。逃げないで、わたしの質問に答えてくれない? 何か隠してるよね?」




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