過去ログ - スティーブ「…『妹と恋しよっ♪』? ……R18!?」
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120: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2012/11/27(火) 00:23:25.61 ID:KInp1XN60
あやせ『同じことですよ! わたしよりも、あんな趣味の方が大事だってことでしょう!? 親友だと思ってたのに……こんなの無いですよ……!』

スティーブ「確かに桐乃ちゃんはお前には理解しがたい趣味を持っているかもしれない。だが僕は、その趣味のおかげで桐乃ちゃんと仲直りできた!」

スティーブ「青葉の森公園で起きたあの事件以来、すれ違ってばかりだった桐乃ちゃんと仲直りできた!」

スティーブ「なのにお前は! 自分が理解できない趣味を持っているから桐乃ちゃんを嫌いになるっていうのか? それくらいのことで! それでよく親友とか言えるな!」

あやせ『それくらいのこと? それくらいのことって言いました?』

スティーブ「言ったさ! 僕からしてみれば、親友をやめる理由になるとはとても思えないからな! 本音としては、このまま桐乃ちゃんとの縁が切れて欲しいところだよ!」

あやせ『どっちなんですか!? あなたって人は!』

スティーブ「桐乃ちゃんが望んでいる以上、仕方なく仲直りしてほしいと考えてはいる。桐乃ちゃんの趣味がどんなものなのか知りもしないで嫌う点は極めてどうかとは思うけどね」

あやせ『……わたしの母は、PTAの会長を務めているんです』

話の流れを無視して、新垣あやせが不愉快な単語を出してきた。
僕は首を傾げると同時に、それが今の話と関係があるのか疑問に思う。

あやせ『母が定期的に開催している“会合”に、お手伝いとして参加することがあるんです。……その会合で、テレビのコメンテーターもやっているジャーナリストの方が、公演をしてくださったことがあって……』

スティーブ「その時に、その社会の木鐸モドキは『アニメやアダルトゲームは人に悪影響を与えるから規制するべき』とでも言ったんだろう? 何となく予想できたよ。PTAの言いたいことなんていつもそうだ」

あやせ『そうです。会合で配られていた参考資料に、いくつか載っていました。……そういうのを、楽しめる人がいるなんて……』

あやせ『桐乃が行ったあのイベントは、そういう人たちが大勢集まるんですよね?』

あやせ『そんなおぞましいのを親友が楽しんでいると知ったら、……やめさせるのが当然じゃないんですか?』

スティーブ「過剰反応だな。まるで全盛期のKKKだ」

あやせ『ゲームに影響されて、犯罪者になった人がいるとしても、そう言えるんですか!? 夏休み前、ニュースでやっていたでしょう、“シスカリ殺人未遂事件”って……』

スティーブ「そういえばニュースであったが、しばらくしてピタッと報道されなくなったぞ。大方シスカリとは無関係なのが判明して、それで報道しなくなっただけだろうがな」

あやせ『何を根拠に!』

スティーブ「根拠は、“ない”。そもそもお前みたいなのは根拠があっても納得しないで文句を言うだけだから、憶測で吐き捨てるだけで十分!」

あやせ『それでもヒーローですか!? オマケに、桐乃が犯罪者予備軍にした挙句放置して!』

あやせ『ゲームに漫画、アニメの類は、この世にあってはいけない物なんです! 欲しがる人も、作る人も、みんな同類の犯罪者予備軍!』

あやせ『キチンと規制して、厳しく取り締まるべきものなんです! 桐乃が関わっていいものじゃない!!』

あやせ『わたしの桐乃を返して!! 返してくださいよ!!!』

スティーブ「そういうことが言える貴様の方が犯罪者予備軍じゃないか! それに、桐乃ちゃんは貴様の物じゃない! 京介君の妹だ! 覚えておけ!! この人間のクズが!!」

スティーブ「And fuck you mother fucker!!!」

ピッ!
怒りに任せ、僕は通話を切った。
相手の言い分と精神状態は破綻していたが、厄介な点があった。
桐乃ちゃんを心配する気持ちだけは本物、ということだ。
それ故に余計怒りが湧きあがる。
仕方ないので、この湧きあがる殺意をシャドーボクシングで発散しておこう。






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