過去ログ - スティーブ「…『妹と恋しよっ♪』? ……R18!?」
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134: ◆lc8fM/f/jN38[saga]
2013/02/23(土) 01:44:16.79 ID:vifj3Qhm0
ここは、S.H.I.E.L.D.の移動本拠地である、双胴の超大型航空母艦。
数か月前に起きた『再誕計画事件(※)』に関してニック・フューリーと、S.H.I.E.L.D.に協力している地球外知的生命体・デッカチーの三人で話し合っていた。
司法取引と引き換えにこちら側に協力し、現在は監視付きの長期休暇を余儀なくされているエミル達の今後の処遇に関して。
で、終わった後で今度は再誕計画が頓挫した点に関して話し合っていた時に、アイスランドに行っていたフィルからトンデモない緊急連絡が入った。
アイスランドの遺跡に安置されていた、レプリカの四次元キューブがヒドラに奪われた、と!
現在、ヒドラを率いているのはウルトロン・ピム。
2か月前にスウェーデンでマスコミ関係者を狙った大量殺人を敢行し、世界中にその名を轟かせた人造人間だ。
ニック・フューリーとデッカチーは何故か彼の過去を知っており、彼の過去の記録を僕に見せてくれた。

※:筆者の別のSSスレ、ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」、で描かれた出来事のこと。
  この名前は、『再誕計画』が大きく関わっている事件であることにちなんで名づけられた。
  詳細は、ロバート「葉君と八重ちゃんは似合いのカップルだね」、を参照されたし。

スティーブ「ウルトロンの両親に、何か不幸があったと?」

デッカチー「強化義肢の開発で一躍脚光を浴びたハンクとジャネットは、ウルトロンを誕生させたことで更なる注目を集めた」

スティーブ「養子縁組、という手段もあったはずだ」

デッカチー「……二人は過去の事件の冤罪騒ぎの巻き添えを食らい、養子を引き取ろうにも引き取れなかったのだ」

デッカチー「故に二人は自分たちの遺伝子を持つ人造人間の創造を選び、結果的に養子縁組すらできない人たちの希望になった」

ニック「しかし、今度は倫理面の問題を生み出してしまった。命を軽んじる行為ではないか? そう疑問視する声も強かった」

ニック「その疑問はやがて人造人間への不安に、不安は人造人間が自分たちの脅威になるのではないかという恐怖へと変異した」

ニック「恐慌状態になった人々は結託し、遂にハンクとジャネットを殺害してしまった」

ニック「彼らは、これで人造人間はもう増えないと信じて安堵した」

デッカチー「だが、それが恐怖を現実のものとした。両親を殺した者たちを復讐のために皆殺しにした後、ウルトロンは姿を消した」

そんなことが……。
しかし、それだけの大事なら大ニュースにならないと変だ。

スティーブ「それらの出来事は、報道されたんですか?」

ニック「現地のマスメディアが暴徒たちと結託して隠蔽した。そのため事実の発覚に時間がかかり、ウルトロンの暴走を許す格好となってしまった」

ニック「こちらが事実に気づいた頃は、既にウルトロンは暴徒たちを皆殺しにして姿を消した後だったんだ。我々には、ハンクとジャネットを弔い、現地のマスメディアを徹底的に潰すことしかできなかった」

そうだったのか……。








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