過去ログ - スティーブ「…『妹と恋しよっ♪』? ……R18!?」
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51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[saga]
2012/05/23(水) 08:31:05.35 ID:98f5Nb0I0
大介さんの顔は、えらい数の血管が浮き出ている上に表情が表情なのでとんでもないことになっている。
しかし、それもホンの一瞬で終わった。
ため息を吐いた大介さんの顔は、一輝に欠陥が沈んだのでだいぶ柔らかい表情になっている。

大介「くだらんと言ったのは、撤回します。桐乃の趣味が、あなたと桐乃が本当の意味で仲直り出来たきっかけだと分かった以上、認めるしかありません」

大介「スティーブさんの言う通り、知ろうともしなかったのも事実ですから」

大介「…・・・ですが、俺は父親です。親以上に桐乃と歩み寄れることや、京介から桐乃を託されたことに関しては恩知らずにも嫉妬しています」

大介「だからせめて! 踏ん切りをつけるためにも一撃食らってください!」

父親としての意地もあるのだろう。
そう言わないとやってられないのかもしれない。
よく見たら泣いている…。
まあ、殴られた方が後腐れは無いだろうね。

キャプテン・アメリカ「僕としては一向に構いません! さあ! どうぞ!」

直後、視界がいきなり横にずれた上に衝撃で後ずさってしまった。
待ってましたとばかりに大介さんが渾身の力で僕を殴ったのである。
…視界を大介さんの方に向けなおしたら、握り拳のまま固まって震えていた。
殴ったのはいいが、僕の方が予想以上に堅かったので痛かったらしい。
? なぜかメガネを外したぞ。

大介「なんで呆けているんですか…。次はスティーブさんの晩ですよ?」

キャプテン・アメリカ「……はい?」

大介「いくら許可をもらったとはいえ、八つ当たりで人を殴った以上、殴った相手に殴り返されるのが筋という物です」

大介「むしろ殴るだけとは言いません。俺自身のケジメでもありますから、今度は俺の方を遠慮なく叩きのめしてください」

……そう簡単には終わらないか。
大介さんとしてはあれこれ吹っ切りたいのだろう。
せっかく後腐れなく終わりそうなのに、ここで断って引きずったら台無しになるな…。
しかたない、後で佳乃さんと桐乃ちゃんに言われるだろうけど、ここは大介さんのリクエストに応えよう。

大介「さあ、おいでませい!!」

キャプテン・アメリカ「そこまで言われた以上、遠慮なく!!」

がすぼかどこびしごがばきぐちゃばこどかげしちゅどーん!!

大介「………………御美事です」

どっさー!!


それから数十分後。
玄関前。

シャロン「事前の連絡もしないで来たのにお土産まで…」

佳乃「いいんですよ。スティーブさんが余分に買っちゃった分ですから」

挨拶を一通り終えたシャロンは、高坂家を後にするところである。
家族の問題のせいで随分待たせてしまったお詫びなのか、佳乃はお土産としてスティーブが買って来た栗羊羹の内3本をシャロンに渡していた。

シャロン「それではこれで失礼します。今度は、こちらがお土産を持参してきます」






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