過去ログ - 「木原くン、俺を匿ってくれ」「えっ」
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5:みかんの塩焼き ◆RAvOJuqiYU[saga]
2012/03/04(日) 00:26:21.80 ID:wXD66/PAO


「(くそっ、研究者でも脅して…)」

「(…あァ?研究者?)」

何かを思い出した様に歩みを止める。

「(…いるじゃねェか、一人だけ)」

そして高く聳え立つビルから飛び降り脚力のベクトルを操作し高速で移動する。

完全下校時刻の為、既に学生の姿は無い。
能力を使って移動するには都合が良かった。
だがしばらく移動すると立ち止まり首を傾げる。

「(何処のマンションだったっけなァ…)」

記憶力の良い筈の彼も少し迷ってしまっていた。
それもそうだ、連絡先を教えて貰ったのも高校に上がる前。

引っ越している可能性だってある。

「(マンション自体は無くならねェだろォが、どうしたもンかねェ)」

こうしている今も奴らが近付いてくる。
そう考えた途端、目の前のマンションに顔面に刺繍を入れている男が入った。

すぐさまそれを見て叫ぶ。

「木ィィィィィ原くゥゥゥゥゥン!!」

「スクラップ(拾い)の時間だぜェェェェェェェェェ!!」

その叫びを聞いたのか聞こえなかったのか、周囲を見渡ているマンションの入り口にいる刺繍の男の前に凄まじいスピードで駆け込んだ。
しかし雨で滑り勢いを止めきれず転んでしまった。





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