過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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110:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/03/27(火) 03:10:51.54 ID:Y0rItiJNo

「やめろって言われたら、やらない」
「……」
「して欲しいか?」
「そこまでは思ってない……」
「へえ」

揶揄するような上条の笑いに、吹寄は太ももをこすり合わせた。
本当に、して欲しいとまでは思ってはいなかったはずなのに。
なぜだか、それも嘘になっていくような感覚に囚われてしまいそうだった。

「ボタン、外すぞ」
「……」
「いいな?」
「……ぅん」

はっきりとは、肯定の意志を示せなかった。
だけど上条が満足げに胸元のボタンをプツプツと外すのを、吹寄は黙って見つめた。

「ブラも外さないとな」

フロントホックのそれを、慣れた手つきで上条が外す。
プルンと、支えを失った吹寄の乳房が震えた。
瑞々しい張りを保つその胸は、綺麗な流線型を描いたまま安定した。

「舐めてください、は?」
「……言えない、わよ」
「そんなことないだろ?」

上条は、首を振る吹寄に優しく微笑みかける。
そして唇を触れ合わせるキスをする。

「舐めてください、って」
「……」

もう一押し、という感じだった。
髪を撫で、黙って見つめる。次の行動権を強引に吹寄に渡す。
そして何も言わずにもう一度、キスをする。

「……」
「制理。言ってくれよ」

切なそうに、吹寄が上条を見上げる。
それは既に降参してしまったことを示すサインだと、上条は分かっていた。

「ほら」

もう一度キスをして、促す。

「……舐めて、下さい」
「何処を?」
「馬鹿。馬鹿ぁ……」
「何処を舐めて欲しい?」

もう、頭の中が滅茶苦茶だった。
全てを投げ出して、上条に全て服従してしまいたいような、そんな気持ちになる。
もう一度キスをしてきた上条の表情が優しすぎて、また、吹寄は理性を消し飛ばされてしまった。
恥ずかしい言葉を言わされるのは、どうしてこんなに、恥ずかしくて、気持ちいいんだろう。

「胸を……舐めて、ください」
「制理はエッチだな」
「ちが、う」
「違わないだろ」

念を押すようにさらに上条にキスをされた。
そして上条が、机の上のカップを手にした。
はだけられた吹寄の乳房の上にそのカップをかざし、僅かに傾ける。

「それじゃ、垂らすぞ」

とろりとしたカラメルがカップからゆっくり自分の胸へ落ちてくるのを、吹寄は息を呑んで見つめた。



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