過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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nubewo
◆sQkYhVdKvM
[saga sage]
2012/06/14(木) 23:21:56.60 ID:9d5KJ+dqo
吹寄に見下ろされながら、上条は手を出さず、吹寄の行動を待つ。
しかし、一体どういうことをしてくれるのだろうか。上条には想像できなかった。
別に何処を舐めてくれても触ってくれても困ることはないが、だからこそ、
吹寄がどういうことをしたいと思っているか想像が出来なかった。
「じゃあ……するね?」
「ん」
吹寄は意を決して、上条にそう告げた。
正直に言うと、吹寄にも何かプランがあったかというとそんなことはなかった。
ただ勢いで、何かしてあげたいと思ったというのが真相だ。
だから、上条にばれないように、心の奥で必死にアレコレ考えていた。
……どうしたら、当麻は喜んでくれるかな。
男の人の体のことなんて、吹寄には分からなかった。どんなところが気持ちいいか、なんて。
正直に言えば、おそらく悦んでもらえるであろう部位がどこかくらいは吹寄も心得ているが、
そこに手を出すのは、破廉恥な気がして、怖かった。
慣れているだとか、そんな風に思われるのは嫌だから。
「こういうの、気持ちいい、かな?」
だから結局出来たのは、自分が気持ち良いと思うことを、お返しすることだった。
そっと、吹寄は上条の上に覆いかぶさり、可能な限り肌を上条に密着させた。
そして手で、上条の髪にたっぷりと触れて、優しく撫でてみた。
「重くない……?」
「全然。ってか、無理に自分で支えなくていいから」
「べ、別にそんなことしてないわよ」
図星だった。だって、やっぱり体重がモロバレになるこの体勢で全てを恋人に預けるのはちょっとためらいがある。
「その、どう?」
「気持ちいい。特に制理の胸が」
「ば、馬鹿。胸だけ?」
「胸だけじゃないけど、やっぱ、制理の胸は格別だと思う」
上条の胸板の上で、吹寄の乳房が潰れていた。
密着面積が大きくて、そして肌の感覚で尖った乳首がどこにあるのかが、なんとなく分かる。
「それと、お尻が触りやすいのもアリだな」
「えっ?」
上条はこの体勢なら、自分を支えなくていい。
だから、思う存分両手で、吹寄のお尻を撫でられる。
その吹寄のお尻が、自分の下半身の真上にあるのだから、それは尚更触りたくなるものだった。
服を脱いでいれば、二人の体の大切なところが、そのままつながるような位置にあるから。
「ちょっ、と。当麻……」
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