過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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183:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/06/14(木) 23:25:31.47 ID:9d5KJ+dqo

躊躇う吹寄の顔を見ながら、上条は残り少ない理性で必死に「プロセスを経ること」に思考をめぐらせる。
ステップを踏まないと、こういうのはうまく行かないのだと思う。
欲望に負けて強引にすると、決まって吹寄は不服そうな顔をする。
とは言いながら、今日はいい感じだろう。してあげたいとは思っている、と言う感じがするから。
だから、上条は、こう提案する。

「先に、俺が制理の体を舐めるから」
「えっ?」
「胸だけじゃなくて、全部」
「え、えっ?」
「今まで見せてくれなかったところも全部、舐めるから」
「と、当麻?」
「だからお返し、してくれよ」

無茶苦茶な、提案だった。吹寄は混乱した頭で考える。
これの何処に、自分にとってのメリットとデメリットの取引があるのだろう。
全部、自分が恥ずかしいことを我慢するばっかりな気がする。
冷静なら、きっとそう言い返しただろう。
だけど今は、吹寄もどこか夜の空気に中てられていた。

「……ヘンなことは、しない?」
「変ってなんだよ」
「変なことは、変なことよ」
「んー、今言った以外のことはしない」
「……」
「ほら、いいかどうか、ちゃんと返事してくれよ」

くにゅりと上条が吹寄の乳房を揉んだ。柔らかい快感が脳裏に広がる。
それに被せるように、上条が目で催促してくる。

「嫌なことは、しないでよね」
「何度でも約束する。制理が本気で嫌なことは絶対にしない」

それなら。……当麻のことは信じているから、いい、かな。
それは半分、自分に言い聞かせる言葉ではあった。

「いいか?」
「……うん」
「制理」
「当麻」
「愛してる」
「うん、あたしもだよ」
「だから」

優しい上条の微笑みに、精一杯の愛を込めて微笑みを返す。
だというのに、それを見届けた上条の顔が、いたずらっぽい顔に変わって。

「可愛い声、聞かせてくれよ」

そう耳元で囁いて、首筋を舐め上げた。



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