過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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nubewo
◆sQkYhVdKvM
[saga sage]
2012/07/23(月) 11:07:12.38 ID:GBGlseoVo
吹寄のリアクションが、明らかにさっきと違っていた。
「痛かったか? ごめん」
「ち、ちがうの。だけど今すごくビリッて」
「ここ、クリトリスってトコだよな?」
「えっ? う、うん、たぶん……」
名称までは吹寄は自信がなかった。
自分で分かるのは、気持ちが高ぶっているときに優しく触ると、気持ちがいいことだけ。
不用意な感じのする上条のタッチは、気持ち良いというよりは刺激が強すぎて怖かった。
「もっと触って欲しいか?」
「き、聞かないでって約束じゃない」
「そりゃ、そうだけどさ」
「……ちょっとだけなら。あと、もっと優しく触ってくれたほうが、嬉しいよ」
「そのほうが気持ちいい?」
「うん。強くしなくても、充分気持ちいいよ。当麻が優しいのが、一番嬉しい」
「そっか。ごめんな、そういうの、わかってなくて」
「いいの」
だって上条も初めてなのだ。
無茶をされるのは怖いけど、きっと大丈夫。
肩の力を上条が抜いたのを確認して、自分も同じように緊張をほぐした。
気持ちよくても、いいんだ。当麻にされてるんだから、そんなことは当たり前なんだ。
「これくらいから気持ちいいか?」
「ふぁ、ん、ん、ん……」
上条がスピードを落として、じっくりとしたストロークで吹寄のそこを擦り始めた。
「はぁぁ……」
そのほうがずっと気持ちいい。もしかしたらリズムの問題で、もっと激しいほうが良いと思うこともあるかもしれない。
でも今はこのペースが良かった。
じわじわ、ゆるゆると自分の体からあふれ出ていくのが分かる。もっと上条の指にそれを絡めて、触って欲しい。
上条も、幸せそうな顔になった吹寄を見て充足感を覚える。そして指先でもう一度突起を探し、その形をよく探る。
包皮をめくるようにしながら、真核に指を当てる。
「あっ……!」
「少し擦ってみる」
「うん、……あっ! あぁぁっ!」
電流のように走り抜ける快感を覚えて、吹寄は背筋を弓なりにそらせる。
覗き込む上条の顔に、申し訳なさが広がった。
「ごめん。やっぱ、ゆっくりでもダメか」
「あ、ちがうの」
「え?」
「嫌なほどじゃないんだけど、ちょっと強くて」
「止めといたほうがいいか?」
「……時々、だけ」
「時々、ちょっとだけ触るのがいいってことか?」
「うん。ごめん、わがままで」
「何言ってんだよ」
空いた手で上条が抱きしめてくれた。
もう片方の手は、まだ吹寄の下半身に触れたままだ。
その指が緩やかに動くたびに、吹寄は脳が蕩けそうになるような快感に浸った。
「ん……あ、は」
「制理。めちゃくちゃ可愛いよ」
「あは」
これまでにも胸を吸わせてきたからだろうか。
初めてなのに、かなり自分がリラックスしていることに吹寄は気付いていた。
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