147:ブラジャーの人[saga]
2012/03/29(木) 22:07:40.82 ID:/GXO2Ef30
「あ、マライヒさーん! 一方通行さーん!」
丘の下から呼び声が聞こえる。一方通行は目を開けた。タマネギ隊員が一人駆け上がってくるところだった。
「こんなところに皆さんおそろいでしたか。もうすぐ夕食の用意が整いますので、探していましたよ」
「あ、その声はよっちゃん号かな?ってミサカはミサカはカマをかけてみる」
「そうです、よっちゃん号です! 嬉しいなぁ、もう覚えてくれたんですね」
(もォそンな時間か……)
いつの間にか、夕焼けが迫っていた。時差ボケもあるのか、やけに時が経つのが早い。
食事はパタリロと一緒の部屋で取るのだそうだ。そこにもマライヒが案内してくれることになった。
「王様とごはんを食べるのに、この恰好でいいの?ってミサカはミサカは普段着を見降ろしてみたり」
「あはははは、そんなこと。殿下はまったく気にされませんよ」
「そうそう。あとテーブルマナーもね。パタリロ自身が滅茶苦茶なんだから」
よっちゃん号とマライヒに心配を一蹴され、打ち止めは歩き始めた一方通行の隣に並ぶ。
忙しいのか、また走って去っていくよっちゃん号を見送り、四人は再び連れ立って歩く。
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