161:ブラジャーの人[saga]
2012/03/30(金) 17:44:45.62 ID:7wzoBWH80
数分の後にベッドに移動し、代わりばんこにお互いを慰め合った。
まだ寝るには早い時間ではあったが、やはり長旅の疲れがあるのだろう。風呂に入ったらもう寝ようという意見で一致した。
打ち止めがバスルームから出てくるのを待っている一方通行。悔しい思いを晴らし、安らかな心で寝転んでいると、彼の携帯が音声着信の合図を鳴らす。パタリロからだった。
ダイヤに関する話は、明日にすればいいと思っていたが、早くなっても構わない。一方通行は通話に出る。
「ダイヤの件か?」
『いや、そうじゃない。悪いが今から屋上に来れないか?』
おかしな申し出だ、屋上とは。てっきりパタリロの自室か、どこか別の客室に呼び出されると思っていたのに。
『フィガロが君を屋上に連れてこいと言ってるんだ』
「………あのガキが?」
『そうだ。構わないかね? 場所は』
「いい、直接行く」
簡潔に答え、通話を切った。ベッドに「国王と話があるから出掛ける」とメモ用紙を残し、一方通行は窓から外へ身を躍らせた。
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