233:ブラジャーの人[saga]
2012/04/10(火) 17:15:48.04 ID:wfRG3edQ0
ソファの隣に座った打ち止めからコーヒーが入ったカップを受け取り、一口啜る。テーブルにカップを置いたあと、彼女の肩を抱いた。
同時に雨音が響く。照明をつけていない部屋が、もっと暗くなってきた。
「また時間が取れたら観光に連れてってやる」
「うん! でも気を使わなくても大丈夫だからね、ってミサカはミサカはお城の中でも充分楽しいとあなたの負担を考慮してみたり」
「負担なンかじゃねェよ。……オマエとああしてると、俺も楽しい…」
「ひぃっ、どうしたのあなた。あなたの口からそんな甘々トークが出てくるなんて、ってミサカはミサカは南国の空気が思考の異常に関わっているのかと心配してみる」
肩を抱いていない右手で、軽くチョップをする。普段はもっとロマンチックな演出をしろと言うくせに、いざ実行したら心配されるとは……
「ったく…。もっとタノシイことさせろ」
いいよ、と小さな返事が聞こえ、首を伸ばした打ち止めからのキス。
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