過去ログ - とある未来の通行止め その3
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232:ブラジャーの人[saga]
2012/04/10(火) 17:13:04.45 ID:wfRG3edQ0

タマネギ マッチ号に日本への航空便の手配を頼み、あとは降りだす雨を待ちながら部屋でくつろぐことにした。

フィガロ達もまだ宮殿に滞在しているはずだが、今日は会っていない。日本を出て四日ぶりだ、こうして打ち止めとゆっくりするのは。

「あなたとゴロゴロできて嬉しいな、ってミサカはミサカはコーヒーを淹れながら隣に失礼してみたり」

打ち止めも同じことを考えていた。
初日以外は行き先も目的も告げずにパタリロと出掛けたので、友人(フィガロ達)と一緒でも寂しかったのだ。

打ち止めのためだとしても、所詮それは一方通行の勝手な思い込みだ。理想の押し付けとも言える。
済まないと感じるが、それでもやはり欲しい。世界にひとつの指輪が。

過去に、指輪を特別視する打ち止めを幾度か見たことも、彼の決心を補強している。


(俺がダイヤを探していることは、もしかしたら打ち止めの耳にも届いているかと思ったが……)

今日のお土産探し時に、人工ダイヤを欲しがったことでそれは無いと考えてよさそうだ。しかしタマネギ達の口から、いつ打ち止めに知れるとも分からない。

心苦しくはあるが、それでも明日からはまたダイヤ探しに精を出そう。だから今を濃厚に過ごす。そうして少し清算する。



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