過去ログ - とある未来の通行止め その3
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274:ブラジャーの人[saga]
2012/04/14(土) 22:16:56.85 ID:SpLNYcrL0

いつかの屋上庭園に降り立ち、二人の背中から羽が消える。
一方通行はバッテリーの残量を確認したが、久しぶりに黒い羽を暴れさせる直前とあまり変わっていなかった。

自分のメンタル面と大きく関わっていることは把握していたが、今回は全面的に無礼な勘違いらしいので、
いっそ意識を失って、ほとぼりを冷ましたい気もした。

しかし、ミカエルの言葉が気になる。

「まるで、打ち止めの腹のガキと喋れるようなこと言ってたな」
「喋れるっていうか、読むっていうか、感じるっていうか」


自分の子供(胎児)と、数回に渡り心を読み合ったと教えられ、一方通行は絶句した。
彼の百面相に、フィガロは内心で殺意を向けられた甲斐があったかも、とさえ感じる。


ヤキモチを焼く息子。
フィガロの醜態を笑う息子。
母親の裸を見た大天使に怒る息子。

そして、父親に偏ったビジョンを見せた息子。おかげで大天使を襲ってしまった。

フィガロの予想では、「おそらく、お父さんに僕のことをやっつけて欲しかったのかもね」ということだ。



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